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第8期オープンセミナー①「ビジネス基礎スキルの再点検」レポート

人生100年時代を迎えた今、定年退職後の40年を、あなたはどう生きていきますか?ライフシフト大学では人生100年、80歳現役の時代を豊かに生き抜く中高年の学び直しの場、人生を豊かにするための視野拡大の他流試合の場を提供しています。そんなライフシフト大学が2023年春に第8期を迎えるにあたり、オープンセミナーを開催!本レポートではその様子をお伝えします。

第1回目「ビジネス基礎スキルの再点検」

第1回目(2022年11月17開催)は「ビジネス基礎スキルの再点検」がテーマ。ライフシフト大学ではライフシフトプランニングやキャリアデザインのような人生設計・キャリア設計を考えるパートや、ビジネススキルを学び直すパートなどがありますが、今回はビジネススキルの学び直しのパートより、明日からの仕事で役立つような問題解決力・意思決定力について「今さら人に聞けない話」「知っているようで意外と知らないテーマ」などをできるだけ実践的に、ライフシフト大学教授の大隅裕之講師がご紹介します。

 

ロジカルシンキング力を高める3つの秘訣

思考力にはロジカルシンキング・ラテラルシンキング・クリティカルシンキングの3つがあります。目の前の課題を徹底的に掘り下げる「虫の目」のロジカルシンキング、課題に対して時間や空間を超えて考える「鳥の目」のラテラルシンキング、そして課題の裏側から批判的に考える「モグラの目」のクリティカルシンキングの3つです。

日本は世界で最もハイコンテクストなカルチャーの国だと言われます。コンテクストとは文脈や背景、状況などのコミュニケーションの共有基盤となるものです。つまり日本人は阿吽の呼吸で通じ合ってしまう、言語依存度が低い民族だと言い換えることができます。一方欧米は言語依存型、5W1Hで話さないと伝わらないカルチャーです。日本のように多少曖昧でも相手が忖度してくれるわけではありません。ハイコンテクストは日本人の強みでもありますが、ロジカルシンキングという視点から見ると弱みとなるわけです。

そもそもロジカルシンキングとは何でしょうか。直訳すると「論理的に考える」ということですが、考える以前の「複雑な状況を整理すること」「相手に誤解が生じないよう伝えること」まで含めてロジカルシンキングと呼びます。

今回はロジカルシンキング力を向上させる秘訣をいくつか紹介しましょう。

秘訣その1は「箇条書き・階層化・マトリックスのプロになること」。箇条書きや階層化、マトリックス(図表)を駆使して、こんがらがった情報を整理することです。

秘訣その2は「コアストーリーから発想すること」。物事はコアとなる部分から考えていきます。樹木に例えると「幹」を植えて、そこから「枝」を伸ばして「葉」をつけるという順番になります。プレゼンが上手にできない人は「葉」の部分から集めてしまっていることが多いです。

秘訣その3は「聞き手ファースト」、簡潔に分かりやすく話す。ライフシフト大学の演習ではグループワークとして、子供の頃に住んでいたところを1人1分で話してもらい、誰の話し方が聞きやすかったか、イメージしやすかったかなどをディスカッションします。

VUCAの時代に求められるラテラルシンキング

続いてラテラルシンキングです。創造思考、柔軟発想とも言われます。これまでは効率よく、安定感を持って仕事ができるリーダーが求められていましたが、将来の予測が困難な「VUCAの時代」と言われるようになった今は、日々変化するルールの中で、新しい領域を開拓し、不確かな仕事にも対応できる人材が必要です。

ラテラルシンキングに関する演習を一つご紹介しましょう。13個のオレンジを3人の子どもに公平に分けるにはどうしたら良いでしょうか?

いろいろな答えがありますが、模範解答は「ジュースにして、グラスに同じ量を注ぐ」です。ライフシフト大学の講座ではこういった演習をたくさん行います。

クリティカルシンキングは割愛して、問題解決力と意思決定力に移りましょう。現状だけ見て「大変だ」と慌てずに、本来あるべき姿と現状のギャップを正確に捉え、そこから原因や対策を考える能力、これが問題解決力です。意思決定力は、主体的に攻めの姿勢で判断する力のこと。先の読めない時代とは言え、売上・利益・品質・お客様満足度など、複数の目標を同時に達成しなければならないリーダーに求められている能力を指します。問題解決や意思決定に必要なスタンス・ヒントを、実際の演習を通じて皆さんに学んでいただきます。

 

人生100年時代の「学びの場」となるライフシフト大学

リンダ・グラットンさんの著書『LIFE SHIFT』の中では「人生100年時代」「80歳現役時代」が掲げられています。人生が100年になるのだから、これまでとは異なる生き方に変えなければなりません。再就職する、独立起業する、NPOやボランティアで社会貢献をする、社内でとにかくスキルを磨く、社会人大学で学び直す、資格を取るなど、生き方にはさまざまな選択肢があります。

キーワードは「働く・学ぶ・遊ぶ」。人生100年時代、この3つのバランスを取ることが大事です。ライフシフト大学はこの「学ぶ」に特化した場になります。どうせなら学ぶ楽しみを見つけ、学ぶ習慣を身につけていただく。この姿勢が大切だと思います。

 

第8期プログラムのご案内

セミナー後半は2023年4月よりスタートするライフシフト大学第8期のプログラムについての説明がありました。

ライフシフト大学は「人生100年時代」あるいは「80歳現役時代」という新たなステージを生き抜くための学び直しの場です。コンセプトは「ライフデザイン×キャリアデザイン×イノベーターシップ」。人生を考える。仕事や職業、キャリアも考える。そして、現状維持ではなく革新と革命を起こしていく。それがこれからの時代に必要なものです。

ライフシフト大学ではキーワードとして「LIFE」を掲げています。これは「Learning(学び)」「Innovatorship(変革)」「Future(未来)」「Encounter(出会い)」の頭文字を取ったもので、自らの「LIFE」に向き合い、「LIFE」を豊かにする学びの場であることを象徴しています。

次にライフシフト大学の構成についてです。第8期からは「ライフシフト大学メインキャンパス(LSUM)」「ライフシフト大学スタータープログラム(LSUS)」「ライフシフトジム(LSUG)」の3つのコースを用意します。

いずれも期間は約5ヶ月。コースによってカリキュラムが少しずつ異なります。フルコースのLSUMを例に挙げると、1日4時間ほどでアートセッション・ライフシフト概論・ストレングスファインダー・イノベーターシップ概論を学ぶ「基本コース」が4日間、より学びを深めるための「実践コース」が6日間用意されています。

その他、オンデマンド授業、3回のコーチング、実際に中小企業の課題に取り組むテーマ演習、卒業式の記念ゲスト講演会、校友会への参加、ライフシフトオンデマンド講義やSchooのeラーニング聴き放題などを用意しています。

今期よりLSUMのエッセンシャル版となるLSUS、スポーツジム感覚で気軽に学べるLSUGの2コースも開講され、ご自身のニーズや志向に合わせてコースを選ぶことが可能です。

これまでの受講生のプロファイルを見てみますと、約100人が受講しており、平均年齢が50歳、年齢分布は30~60代半ば、男女比は7:3。大手有名企業や中堅企業に所属されている方、個人事業主、経営者などさまざまな方が受講されています。

募集人数は各コース25名。授業料はLSUMが29万円、LSUSが12万円、LSUGが7万円となっています。

第8期から大きく変化するライフシフト大学。募集要項および申込ページはこちらです。ぜひご検討ください。

 


実際のセミナー動画はこちらです。